なぞの大玉

十人の男がいた。昔からいたかもしれないし、ついさっき集まったかもしれなかった。だが、
その男たちは仲が良かった。
一人が言った。
「全く、このごろは向こうから大きな玉が何度も転がってきて、危ないといったらありゃしない」
一人が答える。
「そうだな。昔は横道にそれることが良くあったが、最近は俺たちのところに来るやつが多くなった」
そのとき、向こうから聞きなれた、だが男たちが最も嫌いとする不気味な音が響いてきた。
「あっ、また・・・」

男たちより何百倍も大きな人間が、大玉を男たちに向かって投げた。男たちが全員弾き飛ばされる。
そして、大きな音が聞こえてきた。
「ストライク」


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