名画の警備

「よいか。この絵は有名な画家が書いた絵で、しかも本物だ。
 昨日、この絵を盗むという手紙が届いた。その手紙によると、
犯人は今日の深夜に来るらしい。皆、力をあわせて名画を守るのだ。
 Aはむこうを、Bはあっちを、Cはそこを見張っててくれ。私は、
名画のそばにいる」
 皆はそれぞれの場所へ行った。予定時刻となったとき、私は叫んだ。
「やられた。私が少し目をはなした隙に、絵を取られてしまった」
「たいへんですよ。どうするんですか」
「仕方がない。我々の信頼に関わることだ。なんとかして、なかったことに
してしまおう」
 その作業が済み、他の人が帰ったあと、私は呟く。
「誰も見てないな・・・」
 私は隠しておいた名画を取り出した。
「この方法で何度も名画を盗んだものだ。これで丁度10枚目だ」


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